マッハな日々

全国的に生涯学習で町を活性化させようと言う活動が活発になっています。それを後押しするNPOがあります。それは全国生涯学習まちづくり協会です。生涯学習とまちづくりをテーマにして、教育、行政、ボランティアなどが集い、魅力あるまちづくりを目指している団体です。全国的な組織となっています。各地域で行われるまちづくりはその地域に根差したものでなければなりません。しかし、それをどのようにして進めていくかが重要になるのです。地域の文化や教育などがその中心とならなければなりません。生涯学習は文化を学び、それを継承していくことも一つの役割です。生涯学習とまちづくりは密接な関係にあるのです。全国生涯学習まちづくり協会は自治体や民間企業、ボランティアなどの交流を深めるために作られた団体です。これからのライフスタイルを考える時に、コミュニティの形成やそこに住む人々の暮らしなど多くの課題があります。生涯学習を考えただけで解決するものではありません。地域に住むあらゆる人々の連携を促してまちづくりに生かしていくことを考えなければならないのです。そのためにはノウハウを持った指導者が必要です。協会のスタッフが地域の指導者にノウハウを提供し、豊かなまちづくりを実現していこうと言うことです。まちづくりに関する講習会などを開催することを主な活動としています。その他に会員相互の交流や研修などを通して、自分の地域の活性化を図ってもらおうと言う狙いです。生涯学習振興法とは国や都道府県などの役割の中で生涯学習に関することを取り決めた法律です。その条文を読むと次のようなことが書かれています。生涯学習は地域の住民の学習意欲を尊重し、そのための機会を与える必要があります。また、学校教育、社会教育など広い意味での学習に関して、情報を収集し整理することが求められています。地域においては、それぞれの団体と連携すること、また、団体相互の連携を促し、助言しなければならないとしています。高齢化と少子化が進む現代においては、生涯学習の重要性がさらに高まっていると言えるでしょう。国の政策として生涯学習に重点を置いているのです。多くの人が定年退職とともに地域とのつながりを求めるようになります。それは企業とのつながりがなくなる分を埋め合わせしたいと考えるからでしょうか。地域における学習とは、学校の勉強ではありませんが、学校における教育も広い意味での生涯学習と考えられます。年代に関わらず生涯学習の名のもとに、学習意欲のある人にその機会を与えなければならないのです。もちろん、行政機関だけで実現できることではありません。民間企業やボランティア、NPOなど社会を構成する様々な団体が共通の目的を持たなければならないのです。これからの時代はどのようになっていくのでしょうか。生涯学習と言うキーワードが重要な役割となることは間違いありません。都道府県の生涯学習の理念は市町村との協調が大切です。総合的に住民の利益を確保しなければならないのです。生涯学習振興法の理念を実現するために、全国の市町村では生涯学習センターと呼ばれる機関があります。名称はその地域で異なっていることもあります。生涯学習センターではどのようなことをやるのでしょうか。まず、様々な講座が設けられています。そのインストラクターは地域で資格を持っている人であったり、長年その分野に携わってきた人だったりが多いようです。地域が主催して、地域の人のためになる講座が開かれているのです。生涯学習とは一生涯に亘って、何らかの学習をしたいと言う気持ちに応えるための機会を与えることが大事です。そのための地方自治体がセンターを設立しているのです。もちろん、高齢者だけの講座ではありません。地域の人であればだれでもが参加できるのです。市民が学びたいという気持ちをサポートするための機関なのです。このような取り組みは地域によって差が見られます。しかし、多くの行政機関がその差を埋めるべく努力しているのです。他の地域を参考にしている場合もあるでしょう。それは悪いことではありません。いいところはどんどん取り入れるべきなのです。あなたは生涯学習をどのように考えていますか。お年寄りだけの講座と思っていませんか。人はいくつになっても、学習意欲があるのです。それが生きがいとなる人もいるでしょう。また、自分が持っている知識や技能を人に教えることで存在の価値を確かめることができるかもしれません。同じ地域に住む人同士が交流することも重要なことです。